キャッシング(融資)契約申込書の記入から実際にキャッシングでお金を手にするまで(融資を受けられるまで)の手順は、キャッシングの申し込みをしたことの無い人にはちょっと気になる情報です。
申し込み方法の違いなどによって若干手順が違う場合もありますが、一般的な流れをご紹介しておきますので予備知識として頭の片隅にでも置いておいてください。
個人同士お金の貸し借りのときには、まずこの方法が想い浮かぶとおもいます。
相談です。
融資を受けている相手、つまり、キャッシング(融資)を受けている業者にも腹を割って相談してみましょう。
自分が考えてもいなかったような返済パターンがあったりして、友人に相談するよりはるかに有効な手段となる場合もあります。
なにもせずに面倒だからなどとそのままにしてしまうと、滞納や延滞という形態にとなりそれが貴方の実績として
記録がのこってしまうことになります。
これが次回の借り入れの時の審査に確実に引っかかり、借り入れ限度額などに影響するばかりか、
場合によっては融資実行不能として借り入れを断られてしまうこともありえます。
借入額が膨らんで他社からの融資も受けられなくなってもどうにもならないと感じたときは、まず弁護士に相談してみるか財団法人日本クレジットカウンセリング協会(類似の名称を用いた詐欺まがいの業者が多数存在するそうですので注意してください)などへ相談してみるのもひとつの手段です。
相談だけなら無料で応じてくれるはずです。
キャッシング(融資)契約申込書に書き込む内容のうち氏名以外の項目は業者の側では、すべて”属性”として扱います。
”属性”とは貸付を行うための判断材料ということです。
すべての記入項目が貴方個人の返済能力を読み取る判断材料になっているということです。
一般的には以下のような記入欄が用意されています。
キャッシング業者によってもそれぞれ扱っている返済方式が違いますが、実際に支払い方式を選択する場面になってあわてないためにも、ある程度は事前に理解しておいたほうが良いでしょう。
キャッシング(小口融資)の各社比較を行う上で各用語を理解しておくことは欠かせません。
理解しているという人でも、今一度確認の意味で一読されることをおすすめします。
・
キャッシングとは
金融機関が個人に対して行う、現金自動支払機による小口の融資のことをいいます。
原則的に「無担保」となっており、借りる人の信用力によって融資額が決定されます。
ここでいう金融機関とは、これまでは消費者金融(銀行をバックボーンに持つ業者を含む)に限定されているようでしたが、最近は銀行本体がキャッシング(小口融資)事業部を持って小口の融資を行っているところもあるようです。
・
無利息キャッシング
無利息キャッシングとは、読んで字のごとく無利息で融資が受けられるキャッシングのことですが、各業者によって、初回のみに限定されていたり、
借り入れ日数に制限があったりします。融資を受ける前にきちんと調査することが重要です。
・
キャッシング審査
キャッシング審査では、申込者の住所・氏名などの個人情報を照合し、実際に存在している人物かどうか確認します。
次にその申込者に支払う能力があるのか、職業や年収についてのデータを照合します。
現在の借入額があれば、総合して年収の何%ぐらいに達しているのかの判断がされます。
申込者の過去の借金歴などがあれば、金融業界で蓄えられてデータベースからデータがでできます。
キャッシュカードなどの使用歴は7年間ほどデータベースに保管される仕組みになっているので、
その間に各社の規定にかかるような履歴があれば審査結果に影響が出ることになります。
・
銀行系キャッシング
銀行系キャッシングとは、銀行をバックボーンに持つ金融子会社が、消費者金融専門の会社として、
まったく銀行名とはことなる名前で提供しているキャッシングサービス。
(三井住友銀行系のアットローン、三菱東京UFJ銀行系のモビット、新生銀行のノーローンなど)
・
ノンバンク系キャッシング
ノンバンク系キャッシングとは、預金・為替業務を行わない金融業者。つまり、銀行系以外のキャッシングサービス(会社)の総称。
この中でもさらに信販系と消費者金融系に分かれる。
・
信販系キャッシング
信販系キャッシングとは、クレジットカードをメインとする信販会社(商品の購入に対して立替払をした上で分割で回収するということを主な事業としてきた業者)が行っているキャッシングサービス。(NICOSやオリコなど)
銀行系と消費者金融系の中間的存在。
・
消費者金融系キャッシング
消費者金融系キャッシングとは、サラリーマン金融(サラ金)などと呼ばれている、
小口の無担保金融を主な事業としてきた業者(武富士、アイフルなど)が行っているキャッシングサービス。
一般的に審査は通りやすいイメージはあるが、銀行系・信販系などと比べると金利は高めに設定されているようです。
・
即日キャッシング
即日キャッシングとは、基本的には申込みをした当日に融資が受けられるキャッシングサービスです。
無担保・保証人不要というのが多いようです。
・
キャッシングローン
キャッシングローンとは申込時に利用限度額を決めて、
契約完了後にはいつでもキャッシュディスペンサー、ATMなどからカードで
借入・返済することが可能な使用目的が自由なローンのことです。⇒カードローン
・
キャッシングで使えるCDとATMの違い
CDとはキャッシュディスペンサーの略で、日本語では現金自動支払機もしくは現金自動引出機とよばれる機械のことを指します。
これに対して、ATMとは預け入れ(入金)も可能な機械のことを指し、現金自動預け払い機(Automated Teller Machineの略)とよばれるものです。
・
オンラインキャッシングとは
オンラインキャッシングとは、インターネットを通じて申込みできるキャッシング(融資)の事を指します。
特色としては、キャッシング業者の事務所や無人契約機の設置してある場所まで出向くことなく、好きな場所(自宅などインターネットが出来るところ)にいながらにして融資契約の申し込みが可能。
このため、時間の節約にもなりますし、運悪く店舗から出てきたときに偶然知人に出くわすなどといったアクシデントも未然に防げます。
また、一般的には24時間受付可能としており、営業時間の枠にとらわれずに申し込みが可能です。
(一部のキャッシング業者では、申し込みのみオンラインでの受付が可能でも最終的にはキャッシング業者の店舗へ出向かなければ契約が出来ない業者もあります。)
・
インターネットキャッシング(ネットキャッシング)
・
ウェブキャッシング
・
届出事項の変更
住所、氏名、電話番号など、キャッシングなどの契約をするときに申込書に記入した内容に対して、引越などによって変更が生じたときには、速やかに届け出なくてはなりません。
これを怠るとキャッシング限度額(融資限度額)を引き下げられたりするなど不利益が生じる元になります。
(何の問題も無く返済を続けている限りは業者側ではこれらの内容を定期的にチェックしていたりはしていないようですが・・・。)
・
期限の利益の損失
期限の利益とは、キャッシングを受けた側としてはこの返済期限が車では返済を迫られることは無いということを意味します。
そして、この利益を損失するということは、契約内容に対して消費者側が何らかの違反を犯したときに発生します。
具体的には、返済に遅れたり、契約内容に虚偽が見つかったときなど、その時点で全額返済を要求される可能性もあるということです。
・
3件ルール
何件の業者からキャッシング(融資)をうけることが可能なんだろうか?と疑問に思っておられる方も多いかと思います。
上限50万円のキャッシングでも10件から借りれば500万円、100件から借りることが出来れば5000万円・・・などと計算は簡単ですが、現実にはそんなに簡単にはいきません。
一番お手軽にキャッシングが可能な消費者金融でさえ業界内のネットワークをもっていて、申込者への融資を実行する前に他社からの借り入れがあるのか無いのか、借り入れがあるのならばそれが何件あって借入残高はいくらなのかなどといった情報をキチンと把握した上で契約をするようなシステムが構築されているからです。
そして、業者によっても多少のばらつきはあるでしょうが、3件ルールといって他社からの借り入れが3件までの利用者に対しては自社からも融資を行うけれども、それ以上の借り入れがある場合にはお断りするというようになっているのが一般的です。
カードローン比較についても、キャッシング比較同様に各用語を理解しておくことは大切です。
理解しているという人でも、今一度確認の意味で一読されることをおすすめします。
・
銀行系カードローン
銀行系カードローンといっても、銀行が直接融資するタイプ
(三井住友銀行カードローン、スルガ銀行のダイレクトエースなど)と、
銀行のグループ会社や子会社が融資を行うタイプ(モビット[三菱東京UFJ銀行系]、
DCキャッシュワン[三菱東京UFJ銀行系]、アットローン[三井住友銀行系]など)が
あります。プロミスやアコムも銀行の傘下に入っていますが、その業務形態から
一般的に銀行系カードローンとしては扱われていないようです。
・
信販系カードローン
信販系カードローンとは、クレジットカードをメインとする信販会社によるカードローンサービス。
信販系カードローンの実質年率(利息)は、銀行系がほぼ横並びなのに対して、会社によって利率の差にの幅があるようです。
もうひとつ、信販系カードローンの場合、審査基準が銀行系ほどは厳しくないようです。
・
まとめローン
まとめローンとは、複数の金融機関からの借入れを一本化するための借入れサービスです。
複数の消費者金融をしている場合、毎月の返済額、金利、返済日などの管理が煩雑になります。
一本化して管理を容易にすることで、心理的負担は大幅に軽減されるでしょう。
また、一本かすることで大口借り入れとなるため、金利を抑えることも可能になりますので
トータルでの返済額を減らすとができます。
・
大口ローン
大口ローンについては、明確な規定はないようですが、限度額100万円以上のローンを指すことが多いようです。
一般的に、小口に比べて低金利に設定されています。